川崎観光 おすすめ 川崎大師 Kawasaki sightseeing spot kawasakidaishi
川崎観光 おすすめ 川崎大師の歴史 History of Kawasakidaishi

川崎大師は1128年創建。真言宗智山派に属しています。本尊は厄除弘法大師尊像。12世紀初めに無罪の罪で尾張から川崎に住み着いた元武士の平間兼乗(ひらまかねのり)が夢のお告げに従い、海上から木像(御本尊)を引き上げました。平間氏は諸国遊行の途中に立ち寄った高野山の高僧と協力して1128年に寺を創建しました。平間氏の姓から「平間寺」という名前になりました。
江戸時代に入ると厄除けの御利益があると評判になり、庶民および武士階級にも信仰が広まりました。18世紀末には十一代将軍徳川家斉が参拝され、24歳の前厄が消除。これ以降代々の徳川将軍が参詣されるようになりました。このことから江戸の人々の間で爆発的な信仰の高まりを見せることとなりました。川崎は通行手形不要で参詣できる江戸からのアクセスの良さもあり、東海道の川崎宿も繁栄を遂げました。
川崎観光 おすすめ 川崎大師のみどころ Pilgrimage to Shikoku`s 88 temples at Kawasakidaishi

境内では、中興塔の隣にある遍路大師像とその周りにあるお砂踏み霊場は是非訪れてみたい場所です。遍路大師像の足元にある草鞋に水をかけて旅の安全と健脚を願う人でいつもいっぱいです。お砂踏み霊場をお参りすれば、四国八十八か所霊場の巡礼の御利益があると言われています。私も四国八十八か所霊場には行ったことがないのですが、僅か数分で八十八か所霊場の巡礼の御利益を受けることができ良かったと思いました。
川崎大師の護摩祈祷は有名で、日によってかわりますが1時間~1時間半おきに開催されています。(祈禱料は5000円~)護摩はサンスクリット語でホーマ、「焚く」「焼く」の意味です。仏の知恵の火をもって苦の根源である煩悩を焼き尽くす儀式であり。私が訪れた時は平日にもかかわらず多くの人が護摩祈祷を受けておられました。ちょうど受験シーズンなので時節柄多いのかなと思いました。
川崎観光 おすすめ 川崎大師 名産品 Speciality at Kawasakidaishi

●久寿餅 小麦粉のでん粉を発酵させ、蒸した和菓子です。もともとは水に濡れた小麦粉を利用したのがはじまりと言われています。1914年に川崎大師近くに味の素川崎工場が操業。うま味のもととなるグルテンを、小麦粉を水にさらすことで生産していました。現在ではサトウキビにとってかわっていますが、当時は副産物である大量のでん粉を有効活用することで久寿餅の生産が盛んになったそうです。ビーガン・ハラル対応も行っていてインバウンド観光客も多く訪れます。
●飴 飴は良く伸びる⇒延命、たんを切る⇒厄を切るという縁起の良い食べ物です。トントコトントコと川崎大師参道では、有名なたんきり飴を軽快に切る音が鳴り響きます。私は「松屋総本店」で飴きり体験をしました。原料である米飴の持つ風味とコクは絶品です。ビーガン・ハラル対応も行っていますので一度体験されてはいかがでしょうか?
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